12月19日(日)、駒場キャンパス内のレストラン・ルヴェソンヴェールで開催されました。回を重ねて来た「味覚の1週間」と、ルヴェソンヴェールのコラボレーションですが、コロナ禍にも開催方式を進化させて(!)継続、会場と配信参加の二本立て(会場・配信計約90名)、デリバリーでご自宅で試食も楽しんでいただけました。今回は食の専門家として多方面でご活躍されている服部幸應先生と、フランスの文化とビジネスに関わり続けて長年この「食」のプロジェクトの日本事務局を担ったこられた瀬古篤子さんという、重鎮かつ華やかなゲストお二人をお迎えしご講演いただきました。
締め括りは、ちょっと豪華に「和牛」をつかって、一人暮らしの若者もフライパンがあればつくれるローストビーフとじゃがいもの付け合わせの料理法を、伊藤シェフに会場で実演、ご説明いただきました。会場とご自宅で味わいながら、クリスマス前のひと時を美味しくたのしく過ごしていただきました。
12月4日(土)オンラインで開催しました。講師の西成活裕教授(東京大学 先端科学技術研究センター)は「歩きスマホ」に関する研究で2021年イグノーベル賞を受賞されましたが、今回の講演会でもまず「エスカレーターの片側空け」について、や「コロナ感染のリスクを軽減させる誘導方法」等、コロナ禍の日常に身近で具体的な問題に関する研究の例を取り上げてお話しくださいました。
そして、先生が1996年に打ち出された「渋滞学」が、流体力学からはじまり心理学、経済学など、さまざまな分野を融合しながら応用されつつ、学際的国際的な研究として発展していることに大いに興味が深まりました。あわただしい師走の週末にもかかわらず約100名の会員の方々がズームで参加し、西成先生のユーモアを交えた科学的で明晰な解説に、活発な質疑応答が続く、充実した会でした。
昨年に引き続きインターネット配信で開催しました。森山工 新学部長のご講演では、新入生の保護者・ご家族のみなさまへのお祝いを述べられてから、コロナ禍およびコロナ後の授業や、教養学部の現在のカリキュラムの目指すところについて説明されました。
会後半の教員紹介でのインタビューではご自身の進路選択や留学時代についてさまざまなエピソードを披露してくださいました。
また、キャンパスツアー映像の配信、貴重な歴史資料とともに駒場の歴史についてのお話(田村隆先生)のほか、ブレイクアウトルームを活用しての保護者の方々と現役教員との懇談など初めての試みも含めて盛りだくさんのイベントとなりました。日本全国からたくさんの保護者のみなさまにご参加頂き、大変有意義な会となりました。どうもありがとうございました!
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